VAIOシリーズから新しいモデルとしてVAIO Fit が発表されましたね。
名称だけは正式発表前からリークされていたので、最近流行のデジタルフィットネス機器かと期待していたのですが普通のノートパソコンでした。
Windows 8 を搭載するパソコンとしては当たり前になってきたタッチパネル対応は当たり前として、やはり最近主流のアルミヘアラインが特徴のボディを採用。
Mac Book Air を彷彿とさせるようなそのデザインは、多くの人の心を掴むことでしょう。
従来のFとかEとかCとか細かく細分化されていた低価格路線のVAIOノートは現時点ではこのVAIO Fitシリーズに統合されてしまった模様です。
販売員さんもユーザーも安価なVAIOとして探した場合に、これしかないので分かり易くなるかもしれません。
従来から、15インチモデルと14インチモデルという微妙な液晶サイズの違いでラインナップされており、それぞれテンキー付き、テンキー無しといった違いもあります。
ただ、14インチの方にもいまだにDVDドライブを搭載するそのセンスの無さはどうなんでしょうかね。
最軽量モデルでも2キロ超えるんですよね。
もちろん軽量化を図るということは、相対的に価格が高くなっていく傾向にはあります。
従来の低価格モデルの路線の切り替え商品だとした場合、軽量化のために売価が上がることについては営業的な側面からみても良しとしなかったのかもしれません。
けれど、このデザインが目指している先にいる Mac Book Air を選んでしまいそうになるユーザーのハートをつかむためには、1.08kg 以内に重量を収めることが絶対条件だと思っています。
高機能路線のVAIO Zの後継として何かが発表されるにしても、なぜか『全部入り』を良しとする文化があって、本体の重量には目をつぶってきた悪しき歴史が繰り返されてしまうとしたら Mac Book Air に行ってしまったかつてのVAIOファンはもう戻ってこないでしょうね。
全部入りの路線もあってもいいかとは思いますが、いいかげんVGA端子や内蔵DVDドライブなどめったに使わないものを取り外してある、機能的に必要十分な軽量特化モデルも検討して欲しいものです。
(VAIO P とかそういう逃げの路線に行かない普通のノートパソコンとしての方向で)
日本の企業人って『今まであったものを捨て去る』ということを極端に怖がる傾向にあるので、どうしてもこんな感じにまとめがちですがそろそろ気が付いて欲しいなぁ。
そぎ落としていった先にこそ美学があるのに。
そして、噂になっている13インチスライダーモデルのVAIO。
検索をすればどんなものかは見ることもできますがDuo 11 よりは見た目がシャープで薄く見えます。
(キーボード部分が斜めにカッティングされているようにも見えるので、最厚の部分は変わらない可能性も)
Duo 11を活用していて一番不満に思うのはその重量。
1.305Kgでも気軽に持ち運ぶには重すぎるんですよね。
ソニーなら1kgを切れる割り切りの良いモデルも作れるだろうに。
クラウド系サービスが主流の今、Duo 11利用時にもドライブが外付けだから困ったなんてことは一度もありません。
利用するときに外付けのドライブを接続すればことたりるんですよね。
しかし、純正品のドライブで気が利いたものがラインナップにないという・・・。
パイオニアから出ているBDR-XU02Jなんか、アルミヘアラインボディ向けのVAIO純正品のようですよ。
こういうものがソニーの純正品として売られていないことが非常に残念でなりません。
カッコいい先進的なパソコンって VAIO の代名詞だったではないですか!
VAIO Fit じゃあ自分の理想にはフィットしないので、もっと違うノートパソコンを作ってください。
羽のように軽いVAIOで『VAIO Feather』とか『VAIO Wing』とか、そんなネーミングでお願いします。