こういうタイトルで記事を書くと、内蔵バッテリーを手に入れて自分で交換しようと思われた方が期待してしまう気もするんですがはっきりいっておススメしません。
ソニーの安曇野工場で組立体験をさせていただいた自分の経験から言えば、慣れた人であれば確かに簡単にできそうな感じもするのですが、本体をバラバラにする過程で様々な配線をテクニカルに引き回す必要があるので最悪フレキシブルケーブルなどを断線してしまったり、思わぬ事故に見舞われる可能性が十分にあります。
VAIO DUO 11は内蔵バッテリーをユーザーに交換させない作りになっているのですよね。
それで仕方なく外付けのシートバッテリーを装着して取回すことになるのですが、内蔵+外付けのW電源効果で連続稼働時間は伸びるものの総重量が増えてしまうという残念なオマケもついてきます。
このシートバッテリー VGP-BPSC31 はソニーストアでの売価は14,800円するわけなのですが、日ごろソニーストアでお買い物をしている熱心なユーザーさんにはきっと10%オフのクーポンが発行されているはずなのでタイミングが良ければ13,320円で購入できるはずです。
フラットな本体に角度を付けてキーボードを打ちやすくする効果もあったり、付属のペンを収納できたりと利便性も高いのですが、DUOの良さをスポイルしてしまう重量アップは非常に悩ましいところなのであります。
持ち運びが多く想定されるようなフットーワーク重視の利用時には内蔵バッテリーのみで運用をしたくなるわけですが、今度はその消耗が気にかかります。
内蔵バッテリーの部品売りは一般ユーザー向けには想定されていないらしく、ガンガン使用してしまうと連続使用可能時間もだんだんと減っていってしまいます。
そこでタイトルテーマに戻るわけですが、この点について実は購入してすぐに気が付いて問い合わせをしました。
「本体の内蔵バッテリーがヘタってきたらどうすればいいの?」 … という素朴な質問です。
実はカスタマーの担当者の方もこの質問は想定外だったらしく、誰も答えられませんでした。
「ユーザー様で本体を開けていただいて交換できますよ?」という非常に残念な回答をされた担当者もいたくらいで…(苦笑)
そこで標準のカスタマー窓口に質問することを諦めて、当選が決まっていた『VAIOの里 訪問ツアー』で直接聞いてしまおうと画策することに。
そして、その場でお聞きしてお調べいただいた方法が ↓ こちら。
ソニーのホームページから、製品情報>“VAIO”>サポートの先にあるバイオカスタマーリンク(使い方の相談、技術的な問い合わせ、修理依頼などを担当する窓口)へ進みます。
URLは → http://vcl.vaio.sony.co.jp/
ページの左側下部にある『各種サービス』を選択し、次のページから『内蔵バッテリーパック交換サービス』を選択します。
こちらに説明がありますがバッテリー代金、作業技術料、梱包費用、往復の送料すべて込みで、本体1台あたり:15,750円(税込) ということです。
ソニーの標準価格でこのサービスを行った場合作業技術料などすべて含めて25,000円くらいになるらしいのですが、ユーザー側でバッテリーパックを交換できないVAIO DUO 11のような機種の場合にはリーズナブルな価格が設定されているとのことでした。
15,750円であれば外付けバッテリーを使い潰した時と同じコストですから、このサービスが判明してからは遠慮なく外付けバッテリーを外した運用も併用することにしています。
ソニー側にはすでにクレームは入れてあるのですがユーザー側でバッテリーを交換できないパソコンという特殊な製品の場合にこそ、製品紹介ページにこのような特別なサポートが用意されている旨を記載して欲しいとは思います。(今は改善されたのかな?)
というわけで、VAIO DUO 11にはこんなサービスが用意されていますよ…というご紹介でした。