ソニー製のパソコンであったVAIOが事業部ごと独立した形で再出発をし、VAIO社製のVAIOになってから数年が経過しました。
今まで個人のモチモノとしてSONY製のVAIO Duo11を大事に使っていたのですが、液晶パネルからの樹脂漏れによりパネル部分に気泡が入り、使用に耐えられなくなってきたのは今年(2018年)の夏前の話し。
VAIO Duo11の使用感と同等の製品は世の中に無く、液晶パネル部分の修理には5万円ちょっとかかると修理窓口の情報サイトに記載はあるけれど、愛用しているVAIO Duo11なので修理してもらおうとソニーに修理を依頼してみました。
実はインターネット界隈に出回っている情報では『すでに修理部材である液晶パネルの在庫が底をつき、買取でお茶を濁される』ということでしたが、VAIO Duo11購入当時は修理部材の保持保証期間が6年だったため(今はこっそり5年に短縮表記されてますけども)、VAIO Duo11のセカンドモデルを購入した人はまだ修理してもらえるハズ!
そこに望みをかけて修理依頼をかけたところ、自分も同様に買取を打診されました。
最初に提示された金額は『減価償却で資産価値ゼロ円のところ、お情けで減価償却が1年残っていることにして28,040円でいかがでしょうか?』とかいう、バカにした提案。
液晶パネルの気泡がなければなんにも不自由なく使えているパソコンなのに、なぜそこまで買い叩かれないといけないのか。
しかも修理できないのはソニー側の都合であって、顧客には何にも落ち度はないのです。(部品を持ってないとダメな期間だし)
2度目の交渉時には 72,413円に増額検討してくれましたが、その価格で同等スペックのタブレット型PCが購入できるなら現物支給してくれ!…と、もちろん突っぱねました。
そして3度目の交渉でこちらも折れるしかなく、十分に納得のいく金額ではないのですがソニー側ももう打つ手がないということなのでここで決着。
VAIO Duo11用に買った外部バッテリーや追加のACアダプターやペンなどの周辺機器もすべて無駄になってますけれども。
(3度目の交渉金額について知りたい方は個別に問い合わせてくれるとお答えするかもしれません)
ここまでが VAIO Duo11をしょうがなく手放した話しです。
そしてここからが本題、VAIOにさよならを告げる話です。
VAIO Duo11は自分にとって唯一無二の仕様(Duo13はグニャグニャしてて嫌い)でもあり、ソニーのキャンペーンで安曇野の工場見学までさせてもらっているので愛着もあり、VAIO社になったとしても応援しようとしていたんですよ。
欲しいパソコンが今まで発売されなかっただけで。
そしてようやく購入してもいいかなとも思えるパソコンでもあるVAIO A12が発表になったわけなんですが、その売り方が気に食わない。
大きく分けて2つ。
ソニーストアの問題点
1)特定のユーザーだけ優遇される割引クーポンが発行されている
2)ソニーお客様窓口の対応がかなり横柄
詳しくはこちら → ソニーストアから一部の顧客のみに VAIO A12 の 10%オフクーポン が発行されていました!
VAIOストアの問題点
1)価格に含まれている安心サポート(ソニーストアのワイド保障にあたるもの)をあらゆるページで無料とうたい、3大キャンペーンの目玉として掲載を続けていた
2)問い合わせをして上記の表記がおかしい旨打診をするも、かなりの間ミス(あるいは作為的なのかもしれないが)を認めなかった
ソニーストアでの販売方法について、特定のユーザーを優遇してあげたいという気持ちもわからないでもないです。
例えば、「VAIO社製のVAIO Z Canvasを購入してくれていた方はさらに5%オフ」など、きっちりすべてのユーザーが認知できるところで正直に記載してくれていればたぶん誰も傷つかない。
自分はVAIO社製のパソコンを購入していないし、そう言われてしまえば権利がないのもしょうがないと思えたことでしょう。(もちろん上記条件はこちらの推測であり、VAIO Z Canvas購入者以外にも特別クーポンを配布しているのは知ってますけれども)
そこを隠してこそこそと裏キャンペーンをしてしまう、ソニーストアの運用がダメです。
それを知ってしまったら失望するユーザーもいるのです。(さらにこっちはソニーの怠慢のせいで愛機を失うハメになっているわけですし)
そして、多少割引率が低くなったとしてもVAIO社を応援したい気持ちはあったので、VAIOに関してはソニーストアを見限り、VAIO社のストアから直接購入することを検討したわけなんですが、ソニーストアの割引クーポンを使わないまっさらな状態でまったく同じ構成を組んでみても、VAIOストアだとなぜか割高になるんですよ。
調べていくと安心サポートが価格に含まれている(上乗せされている)事実に行きついたわけですが、これが真実だとするとVAIOストア購入者向け3大キャンペーンでうたっていた『安心サポート無料』がウソになる。
当初のオリジナル3大無料特典の表記
安心サポート(ワイド保障)はソニーのVAIO時代から優秀なサービスだとは思っていたのでその付帯そのものに関して非を唱えるものではありません。
事実として価格に上乗せしているものを、無料であるかのようにウソをついてふるまう姿勢がダメだと思うのです。
そしてそれについて、VAIO社のサポート窓口に無料表記の部分を訂正するか、安心サポートの代金をカートの合計から減算するかどちらかをしないと問題がある状態であると、何度も丁寧に説明したにも関わらず理解ができず、VAIO社側にきちんと報告しなかったサポートチーム(社名はあえて書きませんが北海道の外注)と、報告を受けても理解できなかったVAIO社側の担当者がダメだと思うわけです。
※何日かかけて説明して、問題があるキャンペーン表記は現在なんとか修正されています。(ただカート内の表記は変ですけどね)
こちらとしては安くない買い物(ほぼ全部盛りの構成で買うつもりでした)をしようとしていますし、毎日利用するアイテムなので気持ちよく買いたいわけですよ。
ウソで塗り固めてユーザーを騙すような売り方をするような商品、どこからも買えません。
というわけで、色々と悩みましたし応援したい気持ちがゼロになったわけではないですが、しばらくVAIOは買わないことに決めました。
VAIO社とソニーマーケティングのVAIO担当営業やマーケティング部門の方、顔を洗って出直してください。