2013年11月15日にSONYの新しい一眼カメラが発売されました。
SONY製レンズ交換式デジタルカメラにはAマウントとEマウントという2系統の規格があって、Aマウントはボディも大きく本格派なプロ仕様、Eマウントは小型のボディだけれども画質にもこだわりたいアマチュア仕様な感じの区分けがされていたようです。
もちろんこの2つの規格はボディサイズだけではなく、レンズを通した光を受け止めるための撮影素子の大きさも違っていたんですよね。
Aマウントにはフルサイズと呼ばれる、昔の35mmフィルムカメラと同等な撮影素子が。(36×24ミリ)
Eマウントにはそれよりも小さめな、APS-Cという規格の撮影素子が使われていたようです。(24×16ミリ)
一般論として撮影素子が大きければそれだけ多くの光の情報を受け取れるということなので、本格派な方ほどAマウント(他社の場合はそれ相当)のモデルを選んでいたようです。
今までは綺麗な写真を撮るためのトレードオフとしてカメラ本体が大きくなってしまうことが当たり前だったのですね。
しかし今回発売されたソニーのα7シリーズはボディサイズはEマウント規格のまま、撮影素子はフルサイズにしてリリースされました。
確かに誰も作らなかったカメラですね。
現時点では新しい試みの弊害として、専用のレンズが2本しか存在していません。(そのうちの1本はキットレンズのみでの先行発売です)
1月末に2本、2月にキットレンズとしてリリースされていたものがようやく単品で発売。
さらに3月にもう1本と、5本しか予約することもできません。
ただし、α7シリーズは従来のEマウントシリーズのレンズをそのまま装着することはもちろん、Aマウントシリーズや他社製品のレンズもマウントアダプターを介して装着できることをウリにしているデジタルカメラです。(レンズ本来の性能を100%発揮できるかは別問題)
すでにレンズ資産をたくさんお持ちの方ほど魅力的なデジタルカメラなのかもしれませんね。
インターネット上にはすでにいろいろな撮影サンプルが掲載されており、その表現力の高さに「買うつもりがなかったのに買っていた」とおっしゃる方があとを絶たないようです。
Sony A7R Review(海外サイト) → こちら
Sony Alpha A7r sample images(海外サイト) → こちら
Tennessee in full frame: Sony Alpha 7 real-world samples(海外サイト) → こちら
Sony Alpha A7r vs Nikon D800e Noise JPEG(海外サイト) → こちら
これを見てしまうと確かにα7、α7R欲しくなってしまいますね。