ネットワークの一覧に他人の電話が表示される謎としていろいろと調査報告をしたことは記憶に新しいところですが、先日ソニー ホームネットワークアシストプランのスタッフさんから新しい情報をお送りいただきました。
大変長らくお待たせして申し訳ありません。
この度、調査依頼していた本案件についてMicrosoft社から回答がございましたので連絡させていただきました。内容としましては、以前にお伝えしていた見解と同様にWPSに起因した症状になるようです。
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この動作は WPS の機能で、該当デバイス(この場合は携帯電話)が、WPS registration/enrollment リクエスト用のビーコンを送出していると、WPS をサポートしているアクセスポイント が、Universal Plug&Play を使用して、このリクエストをネットワーク上のコンピューターに共有します。
今回の症状も、該当の携帯電話が出した上記に該当するリクエストをアクセスポイント が受信したことにより、発生したものと考えます。
(ネットワーク周辺に、該当の携帯電話が存在しているのではないかと思います)WPS を無効にすると、AP が WPS をサポートしない状態になるため、現象が発生しないということになります。
———- 回答 ここまで———-
アクセスポイントから共有されたWPSのリクエスト情報をネットワーク上に表示する動作については、Windows8の仕様になる模様です。
というわけで、なぜ Windows 8 ではこのような不可思議な仕様にしてしまったのかなどは定かではないのですが、現時点では回避する方法はNECアクセステクニカでもオフィシャルに掲示している、「無線APのWPS機能を無効にすること」くらいしか無いようです。
Windows 8 PCの無線機能が自分のまわりに飛んでいる電波を正しく把握し、それを表示することもできるということろまでは理解もできなくはないのですが、家庭内のネットワークに存在している他のPCと同じような表示方法で表現するのはやはり疑問が残るところです。
(あなたのPCの回りにある、同一ネットワークに参加していない無線機器…のような表記ならまだしもですよね)
Windows 8.1 と呼ばれる次期OSではこのあたり改善されるといいですよね。(無理だろうなぁ)
そして、無線ルーターのメーカーさんはもうちょっとユーザー目線で認識をしていただき、事前に情報公開をお願いしたいポイントだと思いますのでよろしくお願いいたします。
そして、根気よくフォローを続けていただいたソニー ホームネットワークアシストプランのスタッフさん、ありがとうございました。
ソニーブランドPCの購入を検討されている方、数千円ケチるくらいならソニー ホームネットワークアシストプランに入ることをぜひおススメいたしますよ。