色々と問題を起こしたOCNですが、8月に入って状況は収束しつつあるように見えます。 OCN モバイル エントリー d LTE 980のMVNOサービスとしてのバランスは悪くはありません。(トラブルの隠ぺい体質には疑問が残りますが)とりあえず 紹介記事を途中まで記事を書き始めてしまっていたこともあり完成させて公開することにしました。
スマートフォンを安く利用するための方法論としての安価なSIMの1つがOCNからリリースされている『OCN モバイル エントリー d LTE 980』です。
事前準備
まずSIMを入手しましょう。
購入できるオンラインショップはいくつかあるのですが、到着の早いAmazonの利用がおススメです。
[amazonjs asin=”B00C4Q3DP2″ locale=”JP” title=”NTTコミュニケーションズ OCN モバイル エントリー d LTE 980 マイクロSIMパッケージ T0003352″]
↓ 現在は名称が変更になってこちらのパッケージが主流です
[amazonjs asin=”B00EQ12AYS” locale=”JP” title=”NTTコミュニケーションズ OCN モバイル ONE マイクロSIMパッケージ T0003670″]
サイズは( ナノSIM ・ マイクロSIM ・ 標準SIM)の3種類がありますので、ご利用になられるスマートフォンやタブレットに挿し込めるSIMの形状をあらかじめ調べておいてください。
利用申し込み
手元にSIMが到着すればあとはオンラインから開通の手続きができます。
電話でオペレーターと会話をしながら開通の手続きを進めることも可能ですが、手続きの関係で開通設定に必要な認証IDとパスワードが記載された書類が後日郵送で送られてきます。
そのためすぐに使い始めたいという場合でも数日を必要とすることになりますので、あらかじめご注意ください。
SIMの準備ができたので、パソコンのブラウザから http://s.ocn.jp/sima を開きます。
赤く表示されている 利用申し込み のボタンを押して次画面に行きます。
このタイミングで、Amazonから到着した SIMカードのパッケージを開けておきましょう。
中には docomo とロゴのあるプラスチックカードが1枚入っています。
写真ではあえて見せていませんが、この白地に赤い水玉のカードの裏面にこれから必要となる発信番号と端末製造番号が記載されています。(下のキャプチャー画面の右上にもサンプル表示がありますね)
SIM情報確認と書かれているフォーム欄に、発信番号と端末製造番号をそれぞれ入力して、次へを押します。
補足事項
・050 plus 同時申し込みについてですが、この画面から申し込みをするメリットがないのでパス。
・OCNホットスポット(公衆無線LANサービス)は定額プランに申し込むメリットは現在ほぼありませんので、無視してください。申し込みをしないと自動で従量プランを選択したことにされてしまいますので、くれぐれもスマートフォン側でホットスポットの利用をしないようにしてください。
・ここで決めるメールアドレスはOCNの各種設定画面に入るためのIDとパスワードとしても利用されます。(先日情報漏えい騒ぎのあったIDとパスワードとはこれのことです)。
追加のメールアドレスをあえて申し込む必要もありませんので無視で。・そのほか、各種有料オプションも無視してください。
申し込み手続き完了後に表示される認証IDとパスワードを控えておく
必要のないオプションを選択しないようにして手続きを間完了させると、スマートフォン側で必要となるSIMに関しての設定情報が表示されます。
大切な情報ですので、画面をキャプチャーしておくかメモを残しておくことをお薦めします。
ここに表示される認証IDとパスワードがスマートフォン側でデータ通信を開始させるためにセットする情報になります。
こちらに表示されるのが、OCNの各種設定画面に入るためのIDとパスワードとしても利用されまるメールアドレス(OCN ID)とパスワードです。
個人的な見解になりますが、OCN IDはあえて通常のメールアドレスとして利用せず、存在そのものを公にしない方がセキュリティ面でも安全ではないかと思います。
スマートフォン側の設定
先ほどまでの設定で開通の儀式は終了していますので、スマートフォン本体にSIMカードを装着してください。
スマートフォンを専用のアクセスポイントにログインできるようにする設定を行います。
Android端末のOSにより違うとは思うのですが、以下 Xperia acro HD SO-03D においてOSを 4.04 までバージョンアップした画面で解説します。
設定画面に入り、その他を選択する。
モバイルネットワークを選択する。
モバイルネットワークの設定画面で、アクセスポイント名を選択。
ハードウェアキーからメニューを呼び出して、新しいAPNを選択する。
アクセスポイントの編集画面から、名前、APN、ユーザー名、パスワード、認証タイプの項目をそれぞれ設定する。
名前 | OCN モバイルエントリー d LTE 980 | この名称は自由に決められます |
APN | LTE端末用 → lte-d.ocn.ne.jp | LTE あるいは 3G はご利用の環境にあわせてセット |
3G端末用 → 3g-d-2.ocn.ne.jp | ||
ユーザー名 | 申し込み完了画面に表示される「認証ID」 | |
パスワード | 申し込み完了画面に表示される「パスワード」 | 認証IDとセットで表示されたパスワードです |
認証タイプ | CHAP(推奨) か PAP | どちらかを |
最後にメニューから 保存 を選んで設定を保存しておきましょう。
今新しく作成したアクセスポイントの設定を選べばSIMによるデータ通信ができるようになります。
注意事項
※SIMカードによる通信を開始するには、モバイルネットワーク設定の モバイルデータ通信を有効にする にチェックが入っている必要があります。
同一の名義(同一のクレジットカードも含む)で2枚目以降のSIMをオンラインで開通処理させることは現時点ではできないように決められているようです。
SIMカードが入っていたシートに記載されている連絡先に電話をし、オペレーターを介して2枚目のSIMを開通させる手続きを取らなければなりません。
なお、郵送による手続きになりますので利用開始までに時間がかかることになります。