こちらも本日正式に発表された新しいシリーズのVAIO。
VAIO(R) Pro というそうで、Mac Book Pro をセレクトしそうなユーザー層にリーチをさせたい意気込みが伝わってきます。(まあ反面、Pro という名称におけるダサさも同じように伝わりますw)
液晶のサイズは11インチと13インチ。
これもまたよくあるサイズの2系統でしたね。
ボディカラーはブラックとシルバー。
筐体も一見アルミっぽいのですが、UDカーボンというものを採用しているそうです。
ユニディレクショナルカーボン( unidirectional … 単一方向の)
通常のカーボンシートは直角に繊維を交差させて編むことにより、繊維が縦方向の力には強いが横方向の力に弱いという点を克服しています。
しかし、場所によっては横方向の力を考えなくてもよいという箇所があることを生かし、 無駄な横糸を省いたものがUDカーボンです。
このUDカーボンの採用により、強さと軽さを実現した模様です。
高級な自転車のフレームなどにも利用されているようです。
特筆すべき点はなんといってもその軽さ。
NEC の Lavie Z や、Apple の Mac Book Air などの独壇場となっていたところにようやく乗り込めました。
13.3 型ワイド液晶モデル(タッチパネル)で 1,060g。
11.6 型ワイド液晶モデル(タッチパネル)で 870g、タッチパネル無しで 770g。
内蔵バッテリーで13.3型ワイドモデルは約13時間、11.6型ワイドモデルは約11時間のスタミナを確保。
さらに、別売の拡張用シートバッテリーを併用すれば、11.6型ワイドモデルは最長約23時間、13.3型ワイドモデルは最長約26時間もの長時間駆動が可能です。
タッチパネル部分もペンで入力するような機構にはなっていないようですが、通常のタッチ操作で液晶部分が倒れすぎないようにある程度の角度からトルクが強くかかるような機構になっているようで、不自由を覚えることもなさそうです。
ようやくソニーの面目躍如な感じのスペックでまとめ上げてきてくれました。
VAIO Fit が出てきたときは逆の意味で驚きましたが、ほんとようやく恥ずかしくないスペックのノートPCに仕上げてきてくれましたね。
軽量化のためにVGA 端子や 有線LAN端子も省かれましたが、先行する他社のマシンユーザーを見てもそのあたりで困っている人を見たことがありません。
レガシーなデバイスはどこかのタイミングで割り切って省かないと、いつまでも革新的なことは起こりませんしね。
持ち運ぶことを考えるノートPCにおいては軽さは正義ですから、この実用的なサイズでこの重量。
しばらくは VAIO Pro を選んでおけば間違いはないと思います。
久々のヒットの予感。
このノートパソコンなら買い替えを検討してみたいですね。
Duo もこの延長線で検討してくれればいいものを・・・。
SONY VAIO Pro 11 の詳細は → こちら
SONY VAIO Pro 13 の詳細は → こちら