『ネットワークの一覧に他人の電話が表示される謎』と題していくつかの記事を書いてきました。
インターネットをさまざまなサイトを検索し、同じようなトラブルに見舞われている方がいないか、解決方法がないかなど調べてきましたがすでに2か月くらいこの問題と向き合っている気がします。
もうちょっと楽しいことに自分の時間的コストを払いたかったのですが乗りかかってしまった船です。
なんとかゴールを目指すことにしました。
そして様々なサイトで巡り合ったみなさんのご協力によって、ここに1つの解が得られたことを報告いたします。
前回『マイクロソフト コミュニティ』のフォーラムモデレーターの今野 浩二 さんより投げかけられた、無線ルーターのWPS機能が今回の要因となっているかもしれないという点について当ブログにもまとめ記事の1つとして記載させていただきました。
この記事についてもソニーホームネットワークアシストプランのスタッフさんにチェックして頂けていたようで、その内容を関連部署の方に投げた結果をお寄せいただきました。
※ソニー ホームネットワークアシストプラン → 詳細についてはこちら
ソニーホームネットワークアシストプランのスタッフさんより
《使用無線ルータ→【WR9500H】、【WZR-D1100H】》
ルータのWPS機能が有効な場合に、ネットワーク画面に近隣にある携帯電話などのアンドロイド端末やその他機器が表示されることを確認しました。
検証の結果ルータ側に〔電話〕から接続された情報は無く、不正に接続された可能性は極めて低いと思われます。
よってこの症状による使用上の問題はないと考えられます。各種情報から、VAIOのみではなく、Windows8機器といくつかの無線LANルータ環境で発生する
上記ページの追記された情報の通り【WPS】を無効にすると電話が表示される症状はみれなくなくなり、また有効に戻すと症状が発生することを確認しました。
WPSの接続には、プッシュボタンやPINコード入力などの操作が必要である為単に、ルータが検出した【WPS】に対応したスマートフォン等を表示したものだと思われます。
自分でも調査をしてみたかったのですがプライベートが忙しくなりすぎ後手に回っていたところでしたので、 自分に成り代わって調査をしていただいたソニー ホームネットワークアシストプランの関係者の方々にはホントに感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の調査結果では『なぜそういう不具合がWindows 8になってから出るようになったのか』、『この不具合をマイクロソフト側がきちんと認めて改修するのかどうか』、『仕様と言い張るならばWPS機能を搭載する無線ルーターメーカーとの調整(関係ない端末を見えないようにするなど)はするつもりはあるのか』などは何も判明しておらず、根幹の問題はなんら解決していないことが改めて言えるとは思います。
ただし、ユーザー側で不安に思っていた『侵入されているのでは?』という点においてはひとまず安心できそうです。
ソニー ホームネットワークアシストプランのスタッフさんによると、引き続き詳細な原因についてMicrosoft社へ確認してはいるが、明確な回答が返ってくるかは不明…ということでした。
今回の件はソニー ホームネットワークアシストプランのサービスに携わっている方の意識が非常に高いということに救われた気がします。
自分の知る限り、有料のユーザーサポートとはいえ月額500円のみで利用できるサービスレベルじゃないですよ、これ。
NECアクセステクニカのサポートさんは、これらの現状把握と対応方法や注意事項の掲載など(FAQの作成も含めて)、もうちょっとユーザーに歩み寄った姿勢を見せて欲しいところですね。
そしてとりあえずの決着を見た今回の件ですが、エンドロールが流れたわけではありません。
引き続き情報が入り次第、またご報告いたします。
みなさんの方でも進展が見られるような情報を見つけましたらご報告お願いしますね!