予告通り、2012/09/07 日本時間の深夜にアマゾンから新しいキンドルについて発表がありました。
ノキア関連で聞いた言葉を借りるならば 「いくらかの進歩は遂げた。だが期待していたのは飛躍的な進歩だ。そうした進歩は示されなかった」 …になるんでしょうか。
・Kindle Paperwhite 6インチ E-Ink端末 212p 価格 wifi 113 ~ 3G 179 ドル
・Kindle Fire HDのアンドロイド端末 7インチ(16GB)モデル 119ドル ~ 8.9インチ(16GB) 299ドル
アンドロイド端末版が欲しい人は、わざわざこんなの買わないで素直に i Padを買った方が幸せになれると思われます。
E-Ink の6インチモデルは昨日リリースされた Kobo Glo に酷似したスペックと価格帯。
3Gの有無は日本だとそんなに購買を決めるポイントにはならないし。
E-Ink 高精細バージョンの搭載は、なんだかこれからのトレンドになりそうな予感。
この点だけは 新Kobo もそうですけれど、正義です。
ソニーリーダーの新型PRS-T2 も同じところを狙っているのですが、このタイミングで旧仕様の解像度 600×800ドットというのは、致命的なミスでしょう。
ただし使い勝手という部分で、ピンチイン・ピンチアウトなどの対応がしっかりとなされているのが救いでしょうか。
発注している E-Ink のスクリーン部分は自社開発ってわけじゃないので同じところからの供給だとしたら、あとはソフト部分の操作性とかストアの充実とかになるしかなく。
日本でのサービスについては言及されていないので、本当の評価はまだこれからですね。
あ、そうだ。 キンドルの方、現行機種が 69ドルになるんだった。(日本円で5500円前後) 廉価モデルの最低価格のラインがここになるとしたら、ソニーリーダーは死んだか。
ストアの部分はコンテンツを既存出版社に頼るだけだとすると、横並びになるのは確実なので。