先日、日本でもChromecastがひっそりと発売されました。
これは現時点では万人におススメできるアイテムではありませんが、比較的お安く快適なインターネットライフを楽しむためのツールとしては優れていると思います。
こちらがパッケージ。
CDなどのケースよりは厚みはあるけど小さいのかな。
紙のパッケージでかなり簡素化されています。
中を開けるとこんな感じ。
一般的なUSBのメモリスティックのような形状をしており、大きさもだいたいほぼ同じです。
Chromecastを利用するためには、付属のACアダプターやUSBケーブルから電源を供給させる必要があります。
(ACアダプターやUSBケーブルはパッケージ本体下の方に収納されています)
準備ができたらChrmecast本体をTVモニターのHDMI端子に接続し、TV画面の入力を切り替えてChromecastからの映像を映します。
次にスマートフォンやタブレットなどでChromecastアプリを起動し、各種設定を行います。
Chromecast本体がTVのHDMI端子に接続されている(電源供給中)状態でChromecastアプリを起動すると、近くにあるセットアップ処理途中のChromecastを自動検索してくれます。
新しい Chromecast が見つかったようです。
この時、運悪くご近所にこの設定アプリを起動している人がいる場合、他人のスマートフォンからでも見つけられてしまう可能性が大です。
注意しましょう。
Chromecastが見つかると、スマートフォンの画面が上記のようになります。
(この時点でTVの映像入力をChromecast側に切り替えていなければ、画面の指示通り変更してください。
Chromecastアプリが、TVに接続されているChromecast本体へテスト映像を飛ばしているようです。
スマートフォンの画面に表示されているアルファベットと数字の組み合わせ(上記画面を例にすれば C8L5 )が、TV画面にも表示されているかを確認してください。
これでとりあえずの接続試験はOKということになります。
次に国コードをChromecast本体にセットアップするようです。
なぜこの処理が必要なのかはいまいちよくわかりませんが、指示に従って日本を選択します。
Chromecastは同一家庭内に複数設置されるケースも想定しているようです。
そのため、Chromecast側にそれぞれ便宜上の名称をセットアップさせ、あらかじめ区別できるようにしておこうということですね。
次にChromecast本体が利用する無線LAN環境を指定します。
普段お使いの無線ルーター(APモードでの利用含む)を一覧から選択します。
このときご近所さんの無線ルーターもずらっとリストアップされることになりますので、確実にご自宅の無線ルーター名を選びましょう。
無線ルーター名がわからない(機器の型番ではなく)場合は、無線ルーター本体のどこかに記載されている名称を探してみてください。
このとき、Wi-Fiパスワードも一緒にメモをして控えておくとよいかと思います。
ご自宅の無線ルーターを選択し、対応するパスワードを入力します。
問題が無ければこれで設定はほぼ完了となるわけですが、通常はセキュリティ対策のためにMACアドレスによるフィルタリングを掛けているケースが多いのではないでしょうか。
もしこの画面から先に進まない場合はまさにそのケースに該当していると思います。
パソコンなどから無線ルーター(APモード含む)機器の設定画面を呼び出し、ChromecastのMACアドレスを許可してあげてください。
ちなみに ChromecastのMACアドレスは、上記画面で赤枠で囲ってあるモザイク部分に表示されるようになっています。
この処理で該当のChromecast本体は他のネットワークには接続されない設定になるようです。
また、同一のLAN環境にある各種端末からは、特別な設定をする必要もなく Chromecastを利用できるようになります。
このあと、ChromecastアプリがChromecast本体の設定が完了した旨をお知らせするメッセージを出そうとするのですが、たぶん下記のようなエラーが出ます。
こちらは最初のアクセスのタイミングでChromecast本体のアップデート処理が自動で行われているため、スマートフォンのChromecastアプリとの通信ができないことから発生しているのだと思われます。
自動バージョンアップの経過は、Chromecast本体が接続されたTV画面にてチェックすることができますのでバージョンアップ作業終了のタイミングもユーザー側で把握できるようになっています。
一通り終わればセットアップは終了です。
あとは対応ソフトでChromecastの動作確認チェックを行ってみてください。
Youtubeアプリで再生中の動画をChromecastに飛ばしてチェックしてみましたが、なかなかいい感じに再生できました。
Youtube動画をTV画面で表示させる機器はいくつかありますが、専用のコントローラーが必要だったりTVやレコーダーのリモコンを無理矢理使わせたりすることが多く、使いやすいとはお世辞にも言えない感じですが、スマートフォンのYoutubeアプリで選んだものがそのままTVに飛ばせるというシンプルな操作感覚は群を抜いて使いやすいと思いました。
今後Chromecastへ対応するソフトも増えてくるでしょうから、非常に楽しみなアイテムだと思います。
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Chromecastにまつわる不具合情報 (追記アリ)
ChromecastをACアダプターから電源供給させ、TVのHDMI端子に接続したままにしていると通常のテレビ放送画面に2~3分おきでブロックノイズが発生しています。
Chromecast本体(あるいは通電中のACアダプターケーブル?)からなんらかのノイズが発生している可能性があり、その影響で放送波に影響しているのかもしれません。
現在、販売店に確認を取っており、個体の問題であれば交換をお願いしようかと思っています。
Chromecastでの動画再生中にはブロックノイズは発生していなかったので(通信遅延などに起因とするものを除く)電源まわりに何かトラブルが発生する原因があるのかもしれません。
これ以外には現時点では特に不具合は見受けられません。
しばらくはTV放送を見るときにはChromecastを外すことにします。
(追記)
上記ブロックノイズが見受けられる不具合は東芝のREGZAなどで、ChromecastをHDMI端子を接続することによって通常のテレビ放送画面に影響が出るというものです。
販売店のご厚意により初期不良扱いで交換していただいたものの、結果は変わりませんでした。
Chromecastそのもののシールド部分がしっかりと作られていないらしく、すべてのChromecastで起こる現象のようです。
ChromecastをHDMI端子に刺したままの状態(給電もしていて動作している)で通常のTV放送視聴時にブロックノイズが見受けられる場合には、TVに付いている別のHDMI端子にChromecastを差し直し試してみてください。
REGZAの場合には背面のHDMI端子の他に側面にも端子があり、そちらで試していたところブロックノイズに悩まされることはなくなりました。
確実に対処する方法はやはりChromecastを利用していないときは、ChromecastをHDMI端子から外しておくことでしょうね。