みなさん『とれるカメラバッグ』の噂を聞いたことはありますか?
ソニーストアからカメラバッグの案内が一向にこなかったので、代替のカメラバッグを色々探していた時に幾度となく目にしたのが『とれるカメラバッグ』という商品。
マニアックな消費者のアイデアを形にするというプロジェクト「SUPER CONSUMER」から生まれたこの商品の制作背景も面白いのですが、変な形とコンセプトのニッチなカメラバッグが不思議と売れているというところに興味を持ちました。
この商品を購入した人はかなりベタ褒めしているんですよ。
もしかしたら『とれるカメラバッグ』という商品に対する思い入れをネットを通して伝えられ、その熱に浮かされて買ってしまった人が多いだけなのかもしれないな…という天邪鬼的な思考もよぎります。
百聞は一見に如かずとも言いますので、先日α7Rとレンズを数本持って実際にカメラバッグのフィーリングを確かめに行ってきました。
場所は東京は渋谷のとある一角。
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〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-22-3 ルアン渋谷3階
スーパークラシック
TEL : 03-6418-9660
『とれるカメラバッグ』の発売元でもあるスーパークラシックでは、自社フロアのギャラリースペースを一週間に10時間の限定ストアとして開放しています。
まずはJR 渋谷駅か東京メトロ 渋谷駅に向かってください。
JR 山手線か埼京線で渋谷駅に到着をされた方は、南改札を目指してください。
改札を出たら東口(右側)に進みましょう。
ビックカメラ渋谷東口店方面から宮下公園交差点を目指してください。
続きの案内はまたあとで。
地下鉄の東京メトロを利用される場合にはもっと簡単です。
案内表示にしたがって、13番出口を目指してください。
JRで来られた方で渋谷に慣れていない方は、一度東京メトロのある地下方面に潜ってしまった方が無難かもしれませんね。
東京メトロ渋谷駅 13番出口です。
さきほどの東京メトロ渋谷駅 13番出口を出た風景がこちらになります。
ちょうどここが宮下公園交差点になります。
JR渋谷駅の改札から出発された方もこちらの交差点を目指してください。
交差点を渡って道なりに真っ直ぐ進みましょう。
しばらく進むとこんな曲がり角が見えてきます。
右に曲がってください。
すると目の前が目的地のビルだったりします。
東京メトロ 渋谷駅 13出口より徒歩5分、JR 渋谷駅 東口より徒歩7~10分といったところでしょうか。
ビルの上の方には「SUPER CLASSIC」というフラッグがはためいています。
目的地でもある「スーパークラシック」のギャラリースペースは3階にあるようです。
ちなみに1~2階はヘアーサロンのようでした。
階段の上ではフラッグがお出迎えしてくれます。
さて店内に入ってみることにしましょう。
いきなり色々な商品群が目に飛び込んできました。
おっと、 左上に鎮座しているのが例のカメラバッグですね。
こちらが『とれるカメラバッグ』です。
色はブラックとライトグレーの2色。
グレーの方を背面にしてみたところです。
このカメラバッグはよくあるメッセンジャーバッグとは違い、ストラップが後ろの方から斜めに取り付けられています。
このため、斜め掛けをしている際のフィット感がかなり増し、全体の重量を面で分散してくれるので重く感じにくくなっています。
間仕切りはマジックテープで位置や高さを自由に変更できるようになっています。
いろいろと細かい仕掛けもたくさんあるのですが、今回調べたかったのは実際にα7Rを入れてみたらどんなフィーリングなのかということです。
さっそく入れてみたいと思います。
もともとある3つの間仕切りのうち1つを取り、α7Rのサイズにあわせてみました。
ちなみにα7R + SEL2470Z + SEL55F18Z を入れてみたところです。
もうちょっと詰めて入れてみてもレンズ3本はちょっと厳しそうですし、エアブロアーなど小物を入れてしまうとそれ以上の隙間が取れそうにもありません。
一眼レフなどの大き目なボディを持ったカメラですと、ボディの横に予備のレンズをもう1つ入れられるくらいの大きさってところですね。
んー。
このサイズ感だと自分の想定した容量には足りないことが判明しました。
今持っているインナーを入れたメッセンジャーバッグとあまり変わらないため、このサイズのカメラバッグを追加購入するのは厳しいかなぁ。
しかし大きさといい上から取り出せるコンセプトといい、あとから作られたソニーストア&吉田カバン製カメラバッグと良く似ていますね。
というかソニーストア&吉田カバン製のカメラバッグがこちらをパクった可能性が大ですが。
ただお値段的にも使いやすさ的にもこちらの『とれるカメラバッグ』の方が評価は上だと思います。
メッセンジャーバッグタイプはある程度の重量がかかった場合には、側面から上にかけてストラップが付いているために身体との接点が一部のみになりやすく、線で重量を支えることになり重量を感じやすくなるのが欠点です。
その点、身体にフィットするような角度で斜めにストラップがついている『とれるカメラバッグ』は先ほども言ったように、線ではなく面で支える形となるために重量がうまく分散されて重く感じにくくなっています。
全面部分にはクリアなポケットが付いており、ここに各種チケット(入場券など)やお気に入りの写真などを入れてカスタマイズできる遊び心もあります。
さらに最近ではポピュラーな運用方法でもある、撮った写真をすぐ確認するためのタブレットやノートパソコンなどを収納できるスペースは、別途しっかりと用意されているのも大きな違いです。(機構的にはクリアポケットとは別の右側にジッパーの付いているところがそのエリア)
ちなみにサイズ的に想定されている端末はiPadやMacBook Air11らしいですから、VAIO Duo 11はちょっと入らないかもしれませんね。
α7R/α7をはじめとして最近のソニー製デジカメにはNFCなどが搭載されており、ソニー自身がタブレットやノートパソコンとのワンタッチ連携を推奨していますよね。
今どきのカメラバッグならあって当たり前の装備なんですけどね。
というわけで、当ブログ管理人的には『とれるカメラバッグ』はニーズを満たすものではなかったのですが、レンズをあまり持ち運ばずにフットワークの良い撮影を好まれる方には選択肢の1つとして検討に値するカメラバッグだと思いました。
α6000などのユーザーさんにはジャストフィットなんじゃないでしょうか。
『とれるカメラバッグ』のスーパークラシックは楽天にも出店していたため、各種キャンペーンもありますし楽天ポイントのある方もそちらでの購入がオトクだと思いますよ。
詳しい商品の概要は、スーパークラシック 楽天市場店のサイトでご確認ください。
「とれるカメラバッグ」は、カメラがすぐ取れる、写真がすぐ撮れる。貴重なシャッターチャンス… |
そして、レビューは次の商品に続きます。