前回のブログに掲載しておいた記事について進展がありました。
ソニーグループのダウンロード課金決済システムをはじめとして、最近話題の情報漏えいトラブルを引き起こしている『PlayMemories Online』などなどを運用している会社って実は SCE(Sony Computer Entertainment)なんですね。
ちなみに上記情報漏えいに関する一連のインフォメーションが抹殺される可能性も大なので一部転載。
3月12日にシステム障害に伴うサービスソフトウェアの誤動作が判明し、即時にサービスを停止致しました。
その後の調査で、日本時間3月8日(土)の午前3時42分~午前6時1分、3月9日(日)午後3時53分~午後9時16分の間に新しくユーザー登録された全世界合計696名のお客様のうち、一部のお客様の間で、互いの写真や動画にアクセスできる状態があった可能性が判明致しました。この696名以外のお客様には、こうした可能性はございません。
この問題もSCEやソニー関係者は「たかが写真じゃないか」と思って軽く見ているでしょうけれど、個人情報(GPS情報などもあるかもですし)を思いっきり含んだプライベートな写真が流出してしまうきっかけを作ったことは、サービスを提供する会社としてはあってはならないことですよね。
実は過去にもPSN( PlayStation Network)で似たようなトラブル(決済に使うIDとパスワードの漏えいだっけか?)を引き起こしていたはずです。
さて、今回当ブログ管理人が直面している『PlayMemories Camera Apps アプリ購入時のトラブルについて』も、どうやらこの諸悪の根源 SCE(Sony Computer Entertainment) が運営している課金決済システムにあったようです。
ようやく SEN(Sony Entertainment Network)の担当者と電話が繋がり、ことの次第を説明をしてみると…。
- 要望をお伝えしておきます。
- ロックはこちらでは解除できません。
- 悪いことをしたとは思っていません。
ということで、即時対応も改善も検討に値しないという話でした。
『これはアホなサポート担当者に当たってしまったのかな?』と思い、決裁権のある人から電話をしてもらえないかとお願いをしてみたところ数時間後に折り返しの電話がありました。
今回お電話で対応をしていただいたのは、SCE(Sony Computer Entertainment)のインフォメーションセンター スーパーバイザーの佐々木さんという、それはもう偉い方。(ご自分で仰ってました)
SCEインフォメーションセンター スーパーバイザー 佐々木さん
「お電話いただいたご要望は伺っております。 その旨お伝えしておきます。」
→ 誰に伝えるのですか? 決裁権のある方からご連絡をいただいているのではないのでしょうか?
「決裁権はありますが、会社の決まりとなっておりまして一存では決められません。 さらに会社の仕組みを教える言われもありません。」
→ ユーザー側は一切ミスなく操作をして、ソニーデジタルカメラのα用にリリースされたアプリをインストールしたくて複数購入しただけなのにロックをかけられたのです。 購入画面にも一切そのようなガイダンスもありませんし、事前に調べる方法はありませんでした。 今後同様なトラブルも起きるかもしれませんし他の方も困ると思うのです。 買い方によってはロックをかけられてしまうことがある旨、FAQではなく購入画面など事前に分かる場所へ記載願えませんでしょうか?
「お伝えしておきます。」
→ もしかして、このような状態にユーザーが陥ってしまうことに関して問題があるとは思っていないのでしょうか。
「思っていません。 これが正しい仕様です。」
→ ゲームや音楽をダウンロードするユーザーならいざしらず、カメラ用のアプリをダウンロード購入するユーザーは自分の機種にダウンロードできるアプリを一度に複数購入するケースは多々あると思うのです。 セキュリティの一環としてロックをかける行為の是非というよりも、正常な操作で複数購入を繰り返しただけで、知らないうちに決済が止められてしまうというのは他のサービスでも聞いたことがありません。 システム改良の必要のない方法として購入画面に一文だけでもいいので説明を入れて貰えないでしょうか?
「お伝えしておきますが、要望が通るかは保証できません。」
→ 今の運用でユーザー側が困ってしまうことがあることについて、問題があるとは思っていないのですね?
「はい。 正しい仕様です。」
→ 現在、ユーザー側の運用としては一切落ち度がないのに、後出しじゃんけんのようなルールで決済機能にロックをかけられています。 いつ解除されるのですか?
「数日待ってください。 3日間くらいと先ほどの担当者はお伝えしたかもしれませんが、それも確定されたものではありません。 長くなる場合もあります。」
→ 何も悪くないのに購入させてもらえずに、しかもこうしてお電話で状況をお話ししていてもさらに時間の経過が必要になるのですか? 連続して購入したのがユーザー本人であるという確認が取れても解除できないのですか?
「はい。 そのような仕様になっております。」
…と、このあたりでSCE側のサービスに対する姿勢というものがよくわかったので、諦めて次の質問をしてみました。
→ それでは今回のようにアプリをダウンロード購入する際、ロックをかけられてしまう場面をユーザー側で回避する方法はないのでしょうか? クレジットカードで決済せずに、マネーカードで一定金額をあらかじめチャージすれば回避できるのでしょうか?
「決済が走るすべての処理で、連続で購入するとロックがかかる場合があります。 よって回避する手段はアプリを1つずつ、数日に分けてご購入いただくなどになります。」
→ 絶句。
どうですかみなさん!
びっくりですよね!(笑)
それともこちらの常識が世間からずれているんでしょうか?(^^;
ちなみに PlayMemories Camera Apps の有料アプリ購入についてですが、現在トラブル発生から2日が経過しますがサービス利用のロックはかけられたままです。
その間に販売価格も消費税分値上がりしていましたけどね。(たいした額じゃないけど気持ちの問題として不愉快)
使いたいタイミングでアプリをダウンロードできなかったら結局今回は使えませんでしたし!
個人的な感想としては SCEは所詮ゲーム屋なんだからサービスは運用するな ってことです。
顧客の立場になって物事を考えられないんだから、サービス運営をやる資格もない。
こんなんだから何回もハッキングされたり情報漏えい騒ぎを起こすんだよ。
ソニーのカメラを買ったはずなのに、いつの間にかゲーム屋と話をする羽目になったぜ!…と、ポルナレフの AA を出現させたい気分になるわ。
ホント、一度SCEもソニーも潰れた方がいいのかもしれないなぁ。
いろいろガッカリ。
そしてこれからPlayMemories Camera Appsで有料アプリを購入しようとするみなさん、複数のアプリを購入したい場合でも『数日間空けつつ』十分注意をして1本ずつダウンロードしてくださいね!
SCE側(ややこしいけどSENを運営しているチーム含む)ではこの件をアナウンスするつもりはないということなので、先ほどのスーパーバイザー佐々木さんにお断りしてから記事にさせていただいております。
ソニー デジカメαチームのみなさん & ソニーストアのみなさんにお願い
SCEじゃ話にならなかったので、 PlayMemories Camera Apps の説明ページなどで購入時の決まり事として上記のルールになっている旨、ぜひ啓蒙してあげてください。
ソニーショップでαシリーズを販売している方も、責任を持って周知しておいてくださいまし。
ちなみにロックをかけられている状態では、(カメラはUSBでPCに繋いでいます)該当するアプリを選択し、購入ボタンを押しても画面は何も遷移しません。
一切反応がないような状況に見えます。(ロックをかけているなどのメッセージも出ませんし)
ただ、決済処理は途中まで走ったという履歴だけは残るようです。(ダサいシステムだなぁ)
2014/04/27 追加情報があります。
→ PlayMemories Camera Apps 複数購入時の決済ロックトラブル 追加情報(2014/04/27)